スマートフォンやソーシャルメディアで簡単かつ瞬時に世界中の人とつながることができる時代になりました。人工知能やロボットの進化、車は自動運転の実現が目の前で、ほんの少し前の空想の世界が現実の世界となり、今の世の中は物質的にとても豊かになりました。
 その反面、お隣さんやご近所さんと面識がなかったり、家族が楽しく集うはずの食卓でも目線と気持ちはそれぞれの携帯電話に向いていたり、人と人との「つながり」や「きずな」という面など精神的には貧しくなったように感じています。

 これらは少し前にご縁をいただき京都大学の大学院やエグゼクティブ・リーダーシップ・プログラムで改めて学び直す機会をいただいた時に感じたことですが、そこでの一番の学びは“京都学派(Kyoto elite)”についてでありました。
 西洋的な視座『有』と東洋的な視座『無』という視点に根本的な違いがあり、それが起因となって精神的な貧しさが産み出されてきたのではないかということでした。

 しかし、我々には心と知恵があります。特にここ京都には日本の心と知恵の原点があると感じています。今の世を嘆くだけではなく、前向きに変えていきたい。そのために皆さんと共に力を合わせてより良い京都より良い日本創りのために進めて参ります。