“大きく飛躍する”とされた卯年も残すところ10日。5月には新型コロナウィルスの感染症分類が5類へ移行され、
インバウンドの再開や日経平均株価も大幅に上昇するなどマクロ的には好転しているとは思いますが、
ウクライナや中東での戦禍も影響して物価高となり生活を取り巻く環境は改善の実感がありません。
その対策として、京都府では12月定例会に300億円弱の補正予算を計上し、本日午後に可決します。
下記の用意された支援などを有効にご活用いただき、来年は更なる改善を目指しましょう。
最後に今年1年間お世話になり、誠にありがとうございました。来月には京都市長選挙も控えており、
引き続きのご指示ご支援を宜しくお願い致します。
府政に限らずご意見やご質問は、青木まで何なりとお申し付けください。

◆ 年末年始生活支援事業(地域交響プロジェクト)
物価高騰等の影響により生活に困窮されている世帯に対して年末年始における支援物資(食料品や生活必需品など)を
無償で提供する活動について、最大で1団体30万円を支援します。
但し、申し込み期間は12月25日(月)までです。

【京都府 年末年始生活支援事業 ホームページ】
https://www.pref.kyoto.jp/chiiki/news/2023nenmatsushien.html

◆ 和装需要喚起支援事業 2.5億円
原材料の高騰等で厳しい状況にある和装産業の需要を喚起するために、府内の着物卸売事業者に対し製造支援として
例えば丹後の白生地を活用した着物の製造に対して1着あたり補助上限2万円(補助率3/4)や、
流通支援として例えば貸衣装・レンタル着物店に対する着物や帯の販売に対して1着あたり補助上限30万円(補助率3/4)を支援します。

◆ 生産性向上・人手不足対策事業 3.1億円
人手不足に対応するために事業者が実施する生産性向上に向けた取組を支援し、建設業では遠隔臨場のための
ウェアラブルカメラや測量作業の省人化のためのドローン導入などに対して補助上限750万円(補助率3/4)を、
宿泊業では配膳や清掃等のロボットや自動チェックイン機の導入の取組に対して補助上限100万円(補助率3/4)などを支援します。

◆ 医療機関等物価高騰対策事業 15.4億円
物価高騰が続く中、利用者への価格転嫁が困難な医療機関や社会福祉施設等の負担を軽減するため、
各施設に対し光熱費や食材費に対して支援金を支給します。

● 京丹後発、『TangoPay(丹後ペイ)』にデジタル地域通貨の夢を託す
5日(火)、京丹後市にある「道の駅 丹後王国“食のみやこ”」を運営する株式会社丹後王国ブルワリーの中川社長を訪ね、
来年1月から運用を始められる地域通貨サービス『TangoPay(丹後ペイ)』について
その狙いや期待する効果についてお話しを聞かせていただきました。
現在国内で同様のデジタル地域通貨は広まりつつありますが、民間主体(京都銀行、NTTデータほか)での開発・運用はめずらしく、
行政の区割りを越えて、また、特典など地域に応じたきめ細かな対応ができる点でも優れています。
近年、「PayPay」や「auPAY」など身近になったスマホ決済ですが、
特定の地域経済を活性化するには大規模すぎて小回りが効かなかったので、
「地方のお手本となる安価な地域通貨モデル」の実現に期待します。

丹後王国ブルワリー 中川社長と

【丹後王国ブルワリー ホームページ】
https://tango-kingdom.com/

● 原子力安全システム研究所は、安全・安心の影の立役者です
6日(水)、福井県美浜市にある『原子力安全システム研究所』と、同大飯町の『大飯原子力発電所』を訪ねました。
全国的には原油の高騰や円安等で電気料金の値上がりに苦しんでいますが、ここ関西地方におきましては関西電力が運用する
福井県若狭地方にある原子力発電所7基運用(定期点検停止中含む)のお陰をもちまして料金の値上げは抑えられており、大変助かっています。
しかしながら、40年を超える長期の運用に入りつつありますので、“百聞は一見に如かず”その運用状況調査のために伺いました。
ハード面である原子力発電所自体の運用は厳格で、警備や点検等しっかりと行われておりました。
また、ソフト面の研究や社会的なフォローは、『原子力安全システム研究所』を核として行われていました。
次世代のエネルギー創出も含めて、蓄積された知見が活かされることに期待しています。

【原子力安全システム研究所 ホームページ】
https://www.inss.co.jp/

原子力安全システム研究所

熱流動実験棟